ラクティス

2005年にトヨタがファンカーゴの後継車種として発売した小型のトールワゴンがラクティスである。ファンカーゴから引き継いだ低床プラットフォームによる広い室内と、トールワゴンでありながら市街地でも高速道路でも安定した走行性能を持っていることがこの車の魅力だ。

室内空間の居住性の高さで評価が高く、福祉車両として多くの現場で活躍している。車いすをそのまま載せることが可能な車いす仕様車や、リモコン操作によってルーフ上のボックス内に車いすを電動で格納できるウェルキャリーを搭載したフレンドマチック車などをウェルキャブとして型式指定を受けた通常のグレードとして用意している。

現行は2010年にモデルチェンジされた2代目CP120型である。燃費性能を向上させるため先代のハイルーフを改めて、なだらかなラインのルーフを採用し、車体の軽量化も行われたことで燃費性能を向上させ、20.0kmという燃費を実現している。また、コンパクトクラスとしては初めてレバー操作で簡単に格納できるリアシートを採用し使い勝手を高めている。また、後部座席にも改良を加え居住性にさらに磨きをかけた。グレードも従来のX、Gに加えて、専用デザインのフロントやインテリアカラーを用意したレピス、走行性能を高めたSが追加された。1300ccと1500ccのエンジンが同じ燃費性能という点が珍しい。排気量が小さな1300ccの方が実燃費では優れているが、パワーが小さいため市街地走行でラフなアクセルワークをした場合には逆転することもある。