ランドクルーザー

ランクルの愛称で親しまれているトヨタの大型四輪駆動車がランドクルーザーである。過酷な使用条件下での圧倒的な信頼性で、トヨタブランドのみならず、レクサスブランドでもLXとGXの名称で販売され、世界中で愛され続けている日本の誇る四輪駆動車だ。特にランドクルーザーの壊れにくさは国際的な評価を得ている。

その車名はなんと1954年から使用されており、クラウンよりも長く日本で最も長く一つの車名で継続生産されている自動車である。当初はトヨタジープの名称で太平洋戦争後に警察予備隊で使用するために開発された。警察予備隊の車両としては三菱ジープとの争いに敗れた採用こそされなかったものの、民間用四輪駆動車として進化していくこととなった。

現在は、同じランドクルーザーの中でも、V型8気筒エンジンを搭載したランドクルーザー200の「ステーションワゴン」、クロスカントリーに適した四輪駆動車としてランドクルーザーの名を世界に轟かせ業務用をはじめ様々な車種を持つ「70ヘビー系」、そして、ランドクルーザーワゴンからハッテンした「ランドクルーザープラド」の3系列が並行して生産されている。

そのフラッグシップと言えるのがランドクルーザー200である。走行ができなくなると生命にかかわるという環境での使用が想定されているため、悪条件にも耐えうる堅牢さと快適性への備えは群を抜いている。ハイオク指定の4.6リットルのエンジンが軽自動車3台分にもなる重量を動かすが、四輪駆動車の王と呼ぶべきこの車を経済性という観点から見るのは筋違いというものだろう。