ワゴンR

1993年にスズキが発売したトール軽ワゴンのベストセラー。当初、若年の男性ユーザーを中心に爆発的な支持を集めた。また、軽自動車の弱点である室内空間をより広くするためにボディの背を高くとると同時に、座面を高くとることで視点を高くすることで視認性と開放感を向上させ、地面からワンステップの高さに床面をとることで乗降もスムーズにすることができるという優れた使い勝手が性別・年代を問わず幅広い層に受け入れられた。軽自動車で初めてRJCカー・オブ・ザ・イヤーを受賞。軽自動車のトップシェアを長らく維持しており、車名別国内販売台数が普通車の1位を上回る時期もあった。

現行モデルは2012年にフルモデルチェンジをした5代目にあたるMH34S型だ。減速時エネルギー回生機構「ENE-CHARGE」とエアコン空調ユニット内に搭載した蓄冷材により、アイドリングストップ中でも冷風を送れる「ECO-COOL」を導入。ボディの軽量化に加えて、減速時のエネルギーを無駄なく使うため二種類のバッテリーを搭載し、別々に充電するシステムを採用。アクセルOFF時の燃料を使わない減速時に集中して発電・充電することで、走行時はエンジンのエネルギーを余すことなく使い、燃費を向上。また、アイドリングストップ中でも冷風をキープするよう、軽自動車では初めて熱交換器に保冷材を貼り付けるなど、トータルのシステムが評価された。この環境性能が高い評価を獲得し2013年次RJCテクノロジー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。普通車に比肩する質感をもった外観、室内の静粛性もあわせもつワゴンRの人気がさらに高まることになりそうだ。